【豚インフルエンザに関するアメリカ現地情報】
現在、メキシコや米国、欧州などで感染が拡大しております豚インフルエンザに関して、米国疾病管理予防センター(CDC)によりますとアメリカ国内において10州での感染が確認されています。また、4月30日、世界保健機関(WHO)は豚インフルエンザについて、警戒水準を現在の「4」から「5」へ引き上げることを発表しました。これに伴いまして、アメリカ各都市にあります在米日本総領事館では、豚インフルエンザ緊急対策本部の設置もされております。
現在もっとも感染者が多い州がニューヨーク州(51名)であり、27日、ニューヨーク市保健局の発表によれば、先週セント・フランシス高校の生徒家族100名以上がインフルエンザの症状を訴え、うち28人が豚インフルエンザと確認され、17人が疑いありとされています。ただし、ニューヨーク市で確認された感染はこの高校の1件のみであり、校外に拡散した証拠はないとし、インフルエンザに羅漢した全員が快復したか、または、快復に向かっているとされています。
アメリカに滞在されている方、これから渡米をされる方のおきましては、引き続き報道に注意の上、健康管理に十分注意してください。また、感染防止対策として下記のような対策を心がけていただくよう、お願いいたします。
(1)人混みを避けましょう。
(2) 健康状態が悪い人には近づかないようにしましょう。
(3) 咳やくしゃみをする際には、ティッシュで鼻と口を覆い、使用したティッシュはゴミ箱に捨ててください。
(4) マスクをしましょう。(マスクに関しては、NY市では推奨されていません。)
(5) 石鹸を使い、頻繁に手洗いを励行しましょう。特に咳やくしゃみの後は徹底してください。石鹸が無い場合は、時間をかけて流水で手洗いをしてください。
(6) 目、鼻、口に、できるだけ触らないようにしましょう。触ったら、手を洗うようにしましょう。
(7) うがいと口腔ケアで口内を清潔にしましょう。
(8) 部屋は適度に加湿しましょう。
(9) よく眠り、休養をとりましょう。
(10) 栄養を摂り。水分をしっかり摂りましょう。
(11) 体を適度に温めましょう。
急な発熱、咳、鼻水や息苦しさといった呼吸器症状、身体の節々(関節など)が痛い、嘔吐、下痢といった、強い感冒症状があり、健康状態が悪くなった場合は、自分で判断せずに、必ずかかりつけの医師に申し出てください。
なお、外務省はメキシコへの渡航を予定されている方に対し、報道等により現地の最新情報の入手に努めつつ、事態が沈静化するまでの間、渡航の是非につき検討するよう注意喚起しています。
(参考ホームページ)
米国疾病管理予防センタ-(CDC)ホームページ(英語)http://www.cdc.gov/flu/swine/investigation.htm
世界保健機関(WHO)ホームページ(英語)http://www.who.int/en/
外務省海外安全ホームページ http://www.pubanzen.mofa.go.jp/
在ロサンゼルス日本国総領事館 http://www.la.us.emb-japan.go.jp/web/home.htm
在ニューヨーク日本国総領事館http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/html/index.html
在ホノルル日本国総領事館 http://www.honolulu.us.emb-japan.go.jp/index_j.htm
在サンフランシスコ日本国総領事館 http://www.sf.us.emb-japan.go.jp/top.htm