アメリカインターン:ニュース

アメリカJ-1インターンの種類と申請方法

2019年6月28日

アメリカJ1インターンシップ

J-1ビザは、外国人がアメリカにてビジネス経験を通じてキャリアアップを図る場として設けられているインターンシッププログラムです。日本の他にもフランスやベトナムなど、世界各国から応募者が集まる貴重なプログラムです。

研修期間終了後は母国に戻り、引き続きアメリカとの懸け橋となりグローバル人材として活躍をしてほしいという意図も込められているため、今後世界を舞台に活躍をしたい方にはとてもお勧めです。

J-1ビザとは?

アメリカ合衆国の国務省が国際交流を目的としたプログラムとして管轄しているのがExchange Visitors Visa、通称「J-1ビザ」です。

J-1ビザとは、アメリカにおけるインターンシップは国際交流プログラムの一つとして、アメリカ国務省および国務省により認可されたビザスポンサー団体(NPO)により運営されています。アメリカ大使館でJ-1ビザを取得し、様々な分野の企業で最長18ヶ月間、インターンシップ生としてビジネストレーニングを受けることができます。

インターンシップを通しての実務経験、そして実践的な英語を身につけることができます。インターンシップ終了後には就労ビザなど他のビザ取得も可能ですので、海外就職へのステップとしても大きな可能性があると言えます。

J-1ビザの種類

J-1ビザは合計14種類の様々な研修分野に分類されています。アメリカにある企業にてインターンシップを行なうことを目的とした場合、トレーニー(Trainee)、インターン(Intern)の2つの種類があります。

参加期間については、現役大学生、大学卒業後1年未満の新卒者を対象とした「インターン枠」は最長12ヵ月、社会人経験者は「トレイニー枠」として最長18ヵ月間の研修が可能です。(ホテルや旅行業などのホスピタリティ枠は最長12ヵ月までとなります)

J-1ビザで紹介可能な業種

旅行・ホテル・サービス業界、飲食業、製造業、建築、物流、貿易、保険・ファイナンス、マスメディア、出版、住宅、売業、法律事務所、会計事務所など

J-1ビザで紹介可能な職種

事務職、営業アシスタント、貿易事務、貿易オペレーション、ホテルフロント、営業、編集、WEBプログラマー、トラベルアシスタント、チケッティング、税理事務、総務、グラフィックデザイナー、インテリアデザイナー、WEBデザイナー、動物病院受付、弁護士アシスタント、イベントコーディネーター、販売、ウェイトパーソン、品質管理、システムエンジニア、シェフ、コンサルタント他

J-1インターンシップのメリット

何よりも最大のメリットは、やはり有給であることです。例えば語学留学を一年間するとなると学費と生活費を合わせて250〜300万円が必要となりますが、有給でのインターンシップでは平均月1500ドルが支給されます。

また受入企業によっては、福利厚生の一部として生活面での様々な経済的サポートを提供しているところもあります。

そしてもう一つの大切なメリットは、職場の仲間との出会いです。J-1プログラムは、最長12ヶ月にも及びます。その期間中には様々な人たちが、あなたをチームの一員として歓迎し接してくれます。またアメリカのオフィスは日本に比べ私語やユーモアに寛容ですから、他の社員たちとの楽しいコミュニケーションの機会も期待できます。

異なる人種や文化の入り混じったアメリカならではのオフィスでは、たとえインターン生でも一般社員と隔たりなく働くことができるでしょう。その中で生まれる絆は、きっと人生の中で大切なものとなるはずです。

J-1ビザ取得条件

J-1ビザの取得条件は、以下の条件によって厳格に定められています。

年齢:

20歳~35歳位まで
※35歳以上でもJ-1ビザの申請は可能ですが、インターンシップ、トレーニング目的のビザのため、基本的には若年層を対象としたビザになります。

学歴と職歴:

  • 高校・短大・専門学校卒業:5年以上の一貫した職種や業種での職歴
  • 大学・大学院卒業:2年以上の一貫した業種での職歴

※現役大学生の方もインターン枠での申請が可能ですが、学部がビジネス関連の学部である必要があります。ただし、大学生の場合はお受け入れ企業に限りがありますので、慎重なご検討が必要です。

英語力:

日常英会話以上の英語力(目安はTOEIC600点以上・スコアの提出は不要)
※ビザスポンサー団体との英語面接に合格できる程度の日常英会話力が必要です。

J-1ビザ申請に必要なもの

ビザスポンサー団体により申請に必要な書類は異なりますが、主な書類を下記にてご案内します。

  • パスポートコピー
  • 英文履歴書
  • 英文雇用証明書(推薦状)2通
  • 英文残高証明書(現地での生活を賄える事を証明するため、目安として150万円以上)
  • 英文最終学歴卒業証明書
  • 英文最終学歴成績証明書
  • 証明写真
  • 英文エッセイ(必要に応じて)

J-1ビザ申請方法

1.プレースメント
学歴、職歴などをお伺いし、専門カウンセラーが企業とのマッチングを行います。海外渡航の10ヶ月前〜3ヶ月前までに、受入先企業を決定します。

2.必要書類の準備
申請に必要な書類を準備します。

3.インターンシップ参加許可証申請
受入先企業が決定したら、DS-2019(スポンサー団体が発行する滞在許可証)の申請をします。

4.大使館ビザ面接
DS- 2019が発行され次第、アメリカ大使館にてビザ面接を受けていただきます。弊社にて大使館面接対策を実施しております。

5.ビザ発給
面接当日に合否がわかります。ビザが貼付されたパスポートの返却には1~3週間を要します。

6.渡航前オリエンテーション
出発に向けての最終確認や注意事項、研修・生活・滞在等についてのお話とご案内をさせていただきます。

7.渡米
航空券を手配し、インターンシップ開始日の前日までに渡航します。

J-1ビザ申請の注意点

複雑なプロセスを経てようやく取得できるJ1ビザを、全て個人で申請しようとするとよほど良く下調べしておかなくては却下されてしまいます。

そこで弊社はお客様の学歴や職歴、英語力、そして個々人の興味や将来の展望から適性を判断し、最良の方法でJ1ビザの取得をサポートしています。

アメリカでの長期インターンシップに少しでもご興味のある方は、まずご経歴やご希望をお聞かせください。その内容から査定させていただき、企業のご紹介や各種手続きのサポートをして参ります。

J-1インターンシップについての詳しい情報はこちらもご覧ください。
【社会人対象】アメリカJ-1有給インターンシッププログラム